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しじみとむくみの関連性

1.しじみとむくみの関係
主に足や顔などに出やすいむくみですが、主な原因は血行不良にあります。
人間の体の構造上、重力の影響により体の下肢に血液が溜まり、むくみやすくなります。
そして長時間座りっぱなしのデスクワークなど、長い時間同じ姿勢でいると、下肢の筋肉を使いませんので、血液を心臓に戻すポンプ作用が上手く働きません。
血液が心臓に戻らず下肢に溜まると、脈圧が上がり血管内から水分が押し出されます。この押し出された水分がむくみとなります。

むくみとしじみには一見関連性がないと思われますが、実は、しじみはむくみを予防する鍵となる食材なのです。
しじみに含まれるオルニチンには肝機能を向上する効果があります。肝機能が向上すると、代謝が上がり、血流の流れが良くなります。
さらに、オルニチンは体内でシトルリンという成分に変わると、一酸化窒素を作り出します。一酸化窒素には血管を拡張する作用がありますので、さらに血液循環が良くなります。
しじみにはむくみを予防する血流促進効果が期待できるのです。


2.しじみに含まれるむくみ予防・改善成分
しじみにはオルニチン以外にも、むくみの予防・改善に関わる成分が含まれています。
では、しじみのどんな成分がどのようにむくみを解消するのかをご紹介します。

・タウリン
しじみに含まれるタウリンには肝機能を助ける働きがあります。
肝機能が上がると、アルコール代謝・解毒もスムーズに行われます。
人の体はアルコールを摂ると、アルコール代謝のために体内の水分が過剰に使われます。すると、体は脱水症状に陥り、通常よりも水分補給が多くなります。アルコールに加えて一度にたくさんの水分を摂ることによって、翌朝のむくみが起きます。
タウリンを摂って肝機能が強くなると、アルコール代謝・解毒がスムーズになりますので、体内の水分を過剰に使う必要はありませんから、結果的にむくみを引き起こしにくい状態をつくることができます。

・カルシウム
むくみが起きる原因の一つにミネラル不足があります。
ミネラルの中でも、カリウム、マグネシウム、カルシウムが不足することによって、水分調節機能、利尿作用などのコントロールが上手くできなくなり、むくみが生じることがあります。
しじみに含まれるカルシウムなどのミネラルはむくみを予防する大切な栄養素なのです。


3.しじみはむくみを予防する食材
しじみといえばオルニチンが有名ですが、オルニチン以外にも、体の健康を維持する栄養成分がたくさん含まれています。
しじみとむくみの関係性はまだ広く知られてはいませんが、栄養素を見ると、しじみはむくみを予防する栄養が詰まっています。
ただし、しじみの栄養を摂るだけでは根本的な解決にはなりませんので、しじみの栄養を摂ってむくみを予防しつつ、一緒に生活習慣を見直すことで、むくみ体質を改善していきましょう。

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