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しじみの心の疲れ軽減効果

1.オルニチンは抗ストレス物質!?
しじみに含まれるオルニチンは肝機能を高めることで知られていますが、実は精神的なストレスにも作用することをご存知でしょうか?
近年、オルニチンを継続的に摂ることで、ストレスが軽減することがわかりました。
オルニチンには、肝機能を高めることでの疲労回復効果、新陳代謝を高めることでの美肌効果などはわかっていましたが、近年になってオルニチンを継続的に摂ることで抗コルチゾールというホルモンの分泌が促されることがわかったのです。

私たちの体は強いストレスを受けると、危機的状況とみなし、生命を維持するためにコルチゾールという物質を発生させます。
コルチゾールは脳のエネルギーを確保するために、血糖値を上げます。
このように、本来であれば健康を維持するために働くコルチゾールなのですが、コルチゾールが過剰分泌されると、糖尿病や心筋梗塞のリスクを高めることとなります。

さらに、コルチゾールには男性ホルモンの分泌を増やす作用がありますので、皮脂分泌が過剰になりニキビや吹き出物の出来やすい肌になってしまうこともあります。
また、皮脂分泌が過剰になることでターンオーバーも乱れますので、古い角質が溜まった状態が続くと、シミの出来やすい肌になります。

このようなコルチゾールの過剰分泌を防ぐために、しじみが有効なのです。
しじみに含まれるオルニチンにはコルチゾールの分泌を抑制する抗コルチゾールの分泌を促す働きがありますので、コルチゾールの過剰分泌による弊害を予防します。
上記のオルニチンの抗ストレス作用により、心の疲れを軽減するのです。


2.しじみに含まれる「トリプトファン」もストレスを軽減!
しじみにはトリプトファンというアミノ酸が含まれています。
トリプトファンは脳内でセロトニンを作り出します。
セロトニンとは精神の安定を促す神経伝達物質で、メラトニンという睡眠の質を高めるホルモンにも変換します。
メラトニンはぐっすりと深い睡眠をとるために欠かせないホルモンです。
私たちの体は、メラトニンがしっかりと分泌されることによって、夜になると眠くなり、朝になるとスッキリ目覚めることが出来るのです。
つまり、睡眠から起床までの体内時計を維持する働きを、メラトニンが担っているのです。
ですから、トリプトファンが少なく、セロトニン→メラトニンの分泌量が不足すると、体内時計は正常に働かなくなります。
すると、ぐっすり眠れなくなったり、睡眠時間はしっかりとっているのに朝スッキリ起きられなかったりと、生活リズムが乱れます。
心身のストレスは眠っている間に回復されますので、質の悪い睡眠はストレスの解消を妨げ、さらにストレスを蓄積させる原因となります。

そうならないためにも、トリプトファンが含まれたしじみを摂ることがおすすめです。
しじみに含まれるトリプトファンを毎日摂ることで、セロトニン→メラトニンを作り出し、質の高い睡眠へと導きます。
また、しじみにはセロトニンを合成するために必要な、ビタミンB6、亜鉛、マグネシウムなども全て含まれています。

毎日の質の高い睡眠によって心身のストレスは軽減されます。
直接的にも間接的にも抗ストレス作用を持つしじみは、心の疲れを軽減させる強い味方となりますよ。

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