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しじみの旨味成分

1.しじみの旨味成分「コハク酸」とは?
しじみやあさりなどの二枚貝に多く含まれる旨味成分を「コハク酸」といいます。
コハク酸は、食品添加物として用いられたり、ガン細胞の増殖を抑制するための医薬品として用いられたりと、あらゆる分野で使われています
また、しじみは体の代謝活動に必要なエネルギーを生成するためのエネルギー代謝に深く関わっていることから、摂り入れることであらゆる効果が期待できます。

・疲労回復、体力UP
コハク酸には筋肉のエネルギー源となる酸素をつくる役割を持っています。
筋肉にエネルギー源である酸素が運ばれることによって、筋肉疲労の回復がスムーズに行われます。また、筋肉の回復が促されることで体力UPも期待できます。

・代謝UPで血行不良の予防・改善
コハク酸はエネルギー代謝に深く関わる成分ですので、コハク酸を摂り入れることでエネルギー代謝が活発になります。
エネルギー代謝が活発になると、血行が促進され、血行不良の予防・改善ができます。
血行不良が改善されると、腰痛、肩こり、冷え、むくみなどの緩和も期待できます。

・ニキビ、肌荒れ、シミ、そばかすの予防・改善
コハク酸には肌を引き締める「収れん効果」が期待されています。
肌を引き締めることで、ニキビや肌荒れを予防し、ハリとツヤのある肌へと導きます。
また、コハク酸には代謝UPの作用がありますので、肌の新陳代謝も良くなります。
新陳代謝が良くなると、肌細胞の生まれ変わりも活発になりますので、シミやそばかすにも効果的です。


2.しじみのもう一つの旨味成分「グルタミン酸」もスゴイ!
しじみに含まれる旨味成分はコハク酸だけではありません。
しじみには、非必須アミノ酸の一つであるグルタミン酸も含まれています。
非必須アミノ酸は必須アミノ酸とは違い体内でつくられるアミノ酸なので、食べ物から摂らなくても良いのでは?とも思いますが、非必須アミノ酸は年齢によって合成量が減ります。さらに、非必須アミノ酸は11種類全て揃わなければタンパク質になることは出来ませんので、一つ一つのアミノ酸が十分に補充されていることは大切なことなのです。
グルタミン酸は神経系に影響するアミノ酸なので、精神的な効果が期待できます。

・心の安定
グルタミン酸は脳に多く含まれているアミノ酸ですので、摂り入れることで脳神経細胞のエネルギー源となります。
脳神経細胞のエネルギー源となることで、中枢神経で神経伝達物質として働くことから、イライラ、不安、落ち込んだ気持ちを和らげます。

・集中力のUP
グルタミン酸は脳の働きを活発にする働きを持っています。
脳の働きが活発になることで、集中力のUP、やる気のUPが期待できます。

・アンモニアの除去
体の中でタンパク質が使われると、体内にとって有害であるアンモニアが作られます。
アンモニアは、体だけでなく、脳にも悪影響を及ぼす物質です。
グルタミン酸は、アンモニアを有害なものからグルタミンという無害な物質に変えますので、結果的にアンモニアを除去します。

以上のように、しじみには体の健康を維持するコハク酸と、心の健康を維持するグルタミン酸が豊富に含まれていますので、一つで心身を整えます。
しじみは、体と心を一緒に元気にしたい方にとくにおすすめの食材ですよ。

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