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しじみとレバー、鉄分が多いのはどっち?

1.鉄分はしじみの方が多い!?
鉄分の補給食材といえばレバーですよね。
「鉄分の豊富な食材といえば?」と問いかけられれば半数以上の方が「レバー!」と答えるでしょう。それほど、鉄分=レバーの認知度は非常に高いです。
しじみも豊富な鉄分が含まれている食材です。
それも、実はレバーの種類によってはしじみの方が鉄分の含有量が多いのです!

牛レバーの鉄分含有量が100gあたり4mgなのに対し、しじみの鉄分含有量は100gあたり5.3mgです。
つまり、レバーでも牛レバーの場合、鉄分の含有量はしじみが勝るのです。
ただし、鶏レバーの鉄分含有量は100gあたり9mg、豚レバーの鉄分含有量は13mgですので、鶏と豚レバーの場合はしじみの含有量よりも鉄分が多いです。

しかし、毎日摂ることを考えたらどうでしょうか?
とくに現代の女性は、鉄分が不足しがちな傾向にありますので、人によっては食事で摂れない分を毎日補給する必要があります。
鉄分補給に毎日レバーとしじみを食べるとしたら、どうでしょうか?
しじみは味にくせもなく小粒なので100gでもあらゆる手段で摂り入れることが出来ますが、レバーは独特のクセがあり、それが100gとなると毎日食べるのはやや大変です。また、レバー自体食べられない、好きではないという方も少なくないですよね。

単純に鉄分の含有量だけを見ると、レバーの方が勝りますが、食べやすさ、摂り入れやすさを踏まえた上で、総合的に考えるとしじみの方が鉄分補給に向いているといえます。


2.プラスしじみで1日に必要な鉄分を補給!
毎日の食事にしじみ100gをプラスするだけで1日に必要な鉄分を補給できるといわれています。
成人男性の場合、鉄分の推奨量は7mg、月経有の成人女性の推奨量は10.5mg、月経無の成人女性の推奨量は6mgです。
月経の有る女性の場合、血中のヘモグロビンに多くの鉄が含まれていることから月経血で鉄分が体外へ流れてしまうため、より多くの鉄分を摂取する必要があります。
このように、しじみ100gで5.3mgの鉄分を摂って、残りは食事から鉄分を摂れば、1日に必要とされている推奨量を満たすことが出来るのです。

また、鉄分を補給する際に気になるのが鉄分の過剰症ですが、成人男性の場合50mg、成人女性の場合40mg以上摂らなければ過剰症を引き起こす心配はありません。
現代人は慢性的に鉄分不足ともいわれていますので、もしも過剰症が起きた場合、食事でというよりも、サプリメントやドリンクなどの摂り過ぎによる可能性が高いです。

成人男性も月経有の成人女性も、月経無の成人女性も、しじみ100gで1日に必要な鉄分量を半分以上補給することが出来ますので、どの方にも鉄分補給食材としてしじみはおすすめですよ。

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