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しじみで新陳代謝を高め老化防止

1.しじみで新陳代謝が促進

若い頃は肌も瑞々しく、傷や病気の治りも早かったのに、年を取るにつれて肌はカサカサでシワも増え、傷や病気の治りも遅くなるばかり。
これは老化で新陳代謝の速度が遅くなるのが原因です。
新陳代謝の速度が早ければ、それだけ新しい細胞で体を形作ることができるので若さを保てます。
しじみは新陳代謝を促進し、若々しさを維持できる栄養素を豊富に含有しています。
今回はしじみの栄養素と新陳代謝の関係を詳しくお話します。

2.新陳代謝とは

新陳代謝とは古い細胞が新しい細胞に入れ替わることを言います。
人の細胞は約60兆の細胞で構成されていると言われ、日々細胞が生まれ、そして死んでいきます。
人は新陳代謝が行われないと生命が維持できないため、必要な生理現象です。

2-1.新陳代謝の周期

眼の水晶体など一部の組織を除き、ほとんどの細胞が新陳代謝を行っています。
新陳代謝は各器官によってその周期が異なります。
各器官の新陳代謝の周期は個人差がありますが、およそ以下の通りです。

器官 周期(約)
白血球の顆粒球 1日
胃・腸の粘膜 5日
心臓 22日
28日
筋肉・肝臓 60日
90日
赤血球 120日
30日~1年

各器官の新陳代謝の周期は、消耗や活動の激しい器官ほど短く、逆に体の基幹となる組織は長い傾向にあります。
また、今まで脳細胞を含む神経細胞は一定の年齢で細胞分裂が止まると新陳代謝は行われず、その後は減っていく一方だと言われていましたが、最近の研究では神経細胞の再生が可能なことから日常的に新陳代謝が行われているという認識になりつつあります。

上の表から見れば早ければ4か月程度で全ての細胞が入れ替わることになります。

2-2.加齢と新陳代謝

個人差はありますが、新陳代謝は加齢で周期が遅くなります。
人の皮膚の新陳代謝を年代別に見た場合の周期は以下の表のとおりです。

年代 周期(約)
10代 20日
20代 28日
30代 40日
40代 55日
50代 75日
60代 100日

成長期の10代は非常に早く、成長が止まる20代から徐々に新陳代謝の周期が長くなります。
20代と60代では実に新陳代謝の周期が3倍以上も長くなるので、その分傷や炎症、骨折などの症状は治りが遅くなります。

2-3.新陳代謝と老化

新陳代謝は各器官の細胞が分裂を繰り返し、劣化して古くなった細胞と入れ替わることで行われます。
細胞分裂はその器官の細胞の情報を記録した核酸のDNAと、遺伝情報の転写を行うRNAによって行われます。
正常な細胞であればDNAに記録された情報は正しく複写され、同じ情報を持った細胞が再生産されます。
しかし、加齢や活性酸素が原因でDNAやRNAが損傷すると、違う情報を持った細胞が生産され、器官に不具合が生じて機能が低下し老化の原因となります。

2-4.新陳代謝の限界

DNAは塩基と呼ばれる窒素を含む環状の有機化合物が一本の線状に繋がった組織で、その両端に1万塩基程度の長さでテロメアと呼ばれる組織が存在します。
このテロメアは細胞分裂を繰り返すごとに短くなることが知られ、これが5千塩基以下まで短縮すると細胞分裂をしなくなります。
心身ともに健康であれば高齢であってもテロメアの長さは5千塩基以上保たれているので正常に細胞分裂が行われます。
しかし、テロメアはストレスや活性酸素が原因で一気に5千塩基以下まで短縮してしまうことが分かっており、新陳代謝ができなくなるので、これが老化の個人差の原因であると考えられます。

2-5.新陳代謝と成長ホルモン

細胞分裂を活性化させるには脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンが必要不可欠です。
成長ホルモンは各器官に直接、或いは肝臓を通じて働きかけ細胞分裂を促します。
成長ホルモンは加齢で分泌量が減少するので細胞分裂の速度も低下し、新陳代謝の周期も遅くなります。
通常、成長ホルモンの分泌が促されるのは(1)睡眠時と(2)運動時の場合だけで、その分泌の割合は睡眠時70%、運動時30%です。
睡眠時は入眠後2~3時間後に訪れるレム睡眠の時に最も多く分泌されます。・
また運動時は、強度の強い運動をした際にレム睡眠時と同等の分泌量になります。
つまり新陳代謝を高めるには、十分な睡眠と適度な運動が必要不可欠です。

2-6.新陳代謝と老化予防

新陳代謝が活発で正しく行われれば、正常な細胞が早い周期で再生産され、老化の速度も遅くなります。
新陳代謝で老化を遅くするには下記の3つが不可欠です。

  • (1)成長ホルモンの促進
  • (2)正常なDNA・RNAの複写
  • (3)成長ホルモンの分泌促進

3.しじみと新陳代謝

しじみは新陳代謝を促し、細胞分裂に必要な栄養素を多く含有します。
しじみで新陳代謝に関係する栄養素は以下の成分です。

  • (1)オルニチン
  • (2)ビタミンB6群
  • (3)亜鉛
3-1.オルニチン

しじみが多く含有するオルニチンは成長ホルモン誘導体として作用し、成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。
特に年齢を重ねるごとに成長ホルモンの分泌が著しく低下するので、しじみのオルニチンを夕食や運動前に摂取すると、成長ホルモンの分泌量が普段より多くなります。

3-2ビタミンB群

ビタミンB群は細胞や核酸の代謝に補酵素として働く必要不可欠な成分で、しじみはその中でもビタミンB2、B6,B12を多く含有します。
新陳代謝におけるしじみのビタミンB群の役割は以下の通りです。

ビタミンB2 成長因子としてたんぱく質の合成に関わり、細胞の再生に補酵素として作用し新陳代謝を促進します。
ビタミンB6 ビタミンB2と同様に、細胞の材料であるたんぱく質の合成に補酵素として作用します。
ビタミンB12 葉酸と共に作用することで核酸(DNA・RNA)の合成に補酵素として関わります。

ビタミンB群が不足すると細胞分裂が十分に行えないので、新陳代謝の速度が遅くなり老化が早まります。

また、ビタミンB6とビタミンB12は睡眠を促す神経伝達物質のセロトニンの分泌に深く関わっています。
しじみを摂取することで十分な睡眠を取ることができ、オルニチンで成長ホルモンの分泌量が増えるので新陳代謝の速度を早めることができます。

3-3.亜鉛

しじみが多く含有する必須ミネラルの亜鉛は、アミノ酸やたんぱく質と結びついて神経伝達物質や酵素として働き、体内で様々な役割を果たす栄養素です。
亜鉛は(1)DNAやRNAの合成、(2)細胞分裂の促進、(3)たんぱく質の代謝、(4)抗酸化物質として新陳代謝に関与します。
活性酸素はDNAやRNAを傷つけ、テロメアを短くする作用があるので、DNA・RNAの合成や抗酸化物質として働く亜鉛は新陳代謝に必要不可欠な成分です。

4.まとめ

細胞が入れ替わる新陳代謝は人が生命を維持するために必要な生理現象で、各組織や年齢によってその周期が異なり、加齢によって周期が遅くなります。
老化に個人差があるのは、加齢やストレス、活性酸素などにより細胞分裂に必要な成長ホルモンの分泌や、遺伝子の複写が正常に行われなくなるからです。
しじみは新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌を助けるオルニチンや、細胞の正常な分裂を助けるビタミンB群や亜鉛を豊富に含有しています。
しじみを夕食や運動前に摂取することで成長ホルモンの分泌が多くなるので、新陳代謝が高まり、いつまでも若々しさを保つことができます。

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