メインイメージ

しじみとターンオーバー

1.ターンオーバーの仕組み
人間の体は、血液から栄養を取り込んで元気な細胞をつくります。そして、元気な細胞を作りながら、老廃物などの体にとって余分なものを捨てていきます。この一連の働きが代謝です。代謝によって、古い肌から新しい肌に生まれ変わる周期のことをターンオーバーといいます。
骨や筋肉を積極的につくる成長期は代謝が非常に活発です。しかし、成人を過ぎると体の成長スピードはゆるやかになり、やがて止まります。すると、代謝も落ちます。
加えて、年齢を重ねると、筋肉量やホルモン分泌量も低下しますので、より代謝は落ちやすくなります。
体の代謝が落ちると、元気な細胞がつくりにくくなりますので、これによってお肌のターンオーバーも悪くなります。


2.しじみが肌を救う!?
ターンオーバーが悪くなったとき、それが顕著に表れるのが肌です。
代謝が落ちてターンオーバーが悪くなると、古い肌細胞が上手く剥がれ落ちず、新しい肌細胞に生まれ変わるまでに時間がかかります。すると、シミやシワといった肌老化が表れやすくなり、ニキビや肌荒れなどの肌の修復にも通常以上の時間を要することとなるのです。
そこで、注目されているのがしじみの効果です。
しじみに含まれている成分が代謝を上げて、ターンオーバーを活発にする働きがあると期待されているのです。
そのワケは、しじみのどんな成分にあるのでしょうか?

・オルニチンが筋量UP
体の代謝を上げるためには筋肉が必要です。その筋肉を増やすために必要なものが「成長ホルモン」です。どんなに筋力トレーニングをしても体の中で成長ホルモンが分泌されなければ筋肉は増えません。
しじみに含まれるオルニチンは、脳下垂体から成長ホルモンの分泌を促す作用を持っています。年齢とともに成長ホルモンの分泌は低下しますので、筋量UP・維持するためにも成長ホルモンの分泌を促すことは非常に大切なのです。

・タウリンが血行促進
体の代謝を上げるためには冷えを予防することも必要です。体が冷えると血液の流れが悪くなり、代謝も落ちます。
しじみに含まれるタウリンには、肝臓の働きをサポートする役割を持っています。
さらに、タウリンは血中にある毒素を除去し、血液をサラサラにすることで血液循環を良くします。これらの働きにより体の新陳代謝もUPします。

・皮膚再生を促すミネラル・亜鉛
肌の新陳代謝が落ちると新しい皮膚細胞は生まれませんので、古い皮膚細胞のままです。
新しい皮膚細胞をつくるためにとくに必要な栄養がミネラルと亜鉛です。
亜鉛とミネラルが不足すると肌の代謝が上手くできなくなるだけでなく、肌の弾力性を保つコラーゲンも作りにくくなります。
しじみには、ミネラル、亜鉛、さらには美肌に欠かせないビタミンもバランスよく含まれていますので、積極的に皮膚再生を促します。


3.ターンオーバーを正常に保つために
ターンオーバーの周期には個人差があります。ターンオーバーの周期が短いからといって肌に良いわけではありません。自分の周期が、毎回正常に行われることが大切なのです。
ターンオーバーは食習慣や睡眠習慣を見直すことで、正しく行われます。
毎日の食習慣を改善するのは難しいという方は、ターンオーバーを正常に保つためにも、しじみの力を借りてみてはいかがでしょうか?

トップに戻る